ペットとの暮らし「こんなはずじゃなかった!」になる前に知っておきたいこと:モフモフの落とし穴
2022/03/14
とんでもなくカワイイ動物たち。
小首をかしげてウルウルした澄んだ目で見つめられたら、一瞬で心を奪われてしまうものです。
それにあのモフモフ。どんな沈んだ気持ちもいっぺんで吹っ飛んでしまうようなパワーがありますね。
でも…ぬいぐるみと同じと思ったら大まちがい!実際の暮らしの中で待っているものは…
こんなはずじゃなかった!になる前に、ぜひ知って、織り込み済みで迎えましょう。
ペットを迎える前に考えておきたいこと、3つめです。
毛やにおい
ペットとは動物です。動物は置きモノではなくて、生きものです。
なので体の健康のためには、当然、新陳代謝が起こります。人間と違って、基本服を必要としません。体ひとつ、で生きています。コートを着たり脱いだりする代わりに、寒くなってくると、自分の毛を増やして寒さに対応し、あったかくなってきたら、増えた毛を手放して薄くする。よく考えたら本当にすごいことですね。
なので、毛が抜ける時期というのは特に、家中(庭じゅう)毛だらけになることも。動物も盛大にカシカシ掻いて毛をまき散らします。どんなに毎日ブラッシングをしても、掃除機を掛けても、そのそばからふわ~んと抜け毛が漂うのは、ごくフツーのあるある。マットや服やじゅうたん、もうそこら中、動物がいたところには毛がついている、くらいに思っていましょう。コロコロ(粘着テープ)は年中手放せません。
抜け毛だけではなく、人間のように毎日お風呂やシャワーで垢を流すわけではないので、体の汚れもその辺に落ちる、わけです。
アレルギー体質の人は、目と鼻が大変なことになりかねません。
実はワンちゃんたちの中には、抜け毛がほとんどない犬種もいます。たとえばプードル、シーズー、マルチーズ、シュナウザーなど。舞い散るような抜け毛はほとんどないけれど、その代わりに毛がずっとのび続けます。自分でカットできる場合は別として、定期的にトリミングに通うことになります。となると従ってトリミング代が必要です。(これは1の出費にも関連してきますね)
毛が抜ける・抜けない、に関わらず、そもそも毛がない生き物であったとしても、生きもの独特のニオイはつきものです。
生きているわけですから、いろんなものが体からは発散されています。さらに排泄物からはもちろん、ゴハンそのものもニオイが強いこともあります。
また逆に、人間にとってはいい匂いである香料や、アロマやエッセンシャルオイル。天然ものであったとしても動物にとって危険な成分だったり、自然界には存在しない濃度になっているために、動物には危ないこともあるからです。特に鳥や猫に直接つけたり、いっしょにいる部屋での使用には注意が必要です。
こんな自分の趣味やし好が、動物の健康を考えた時に制限される可能性も出てきます。
自分のライフスタイルのことも良く考えてから、生涯の相棒を選びましょう!
ゆっくり考えてからでも遅くありません。
人と動物たちが今よりもさらに幸せと喜びあふれて共に生きていける未来を、アニマルコミュニケーションを通していっしょに創っていきませんか?