ペットを飼う前にちゃんと考えよう、寿命とお別れのこと
2022/03/29
ペットという動物は、どんなに小さくかわいくても、ふわふわで温かくても、ぬいぐるみではなくて『生きもの』です。もう要らなくなった、なんて論外です。終生飼育の覚悟は基本中の基本です。その上で、今日お話ししたいのは、お別れのこと…
ペットさんたちは、その動物の体を持ってこの地上にやってきて、よちよち歩きだったのが、時間と共にあっという間に成長し、ものすごい身体能力を発揮して飛び跳ねていたかと思うと、やがて落ち着きを見せ始め、寝ている時間が増え… そしてある日その体を置いてすっと旅立っていくのです。病気や交通事故という不慮のお別れだってある。
フードの質の向上、獣医療の発展、住環境の変化によって、昭和の頃よりは全体的に健康で長生きするコも増えて来たことも確かです。それでも一般的なペットと言われるわんちゃん、ねこちゃん、ハムスターさん、小鳥さん、ウサギさんたちの寿命って、人間よりもずっと短いのが普通です。
どんなに愛しても、どんなに気を付けていても、いずれの日にか、その子がもういないという日が来ることは確実なのです。
中にはカメさん、オウムさんたちのような大型の鳥さんといった、人間よりもずっと長生きの動物もいます。そういう動物さんたちには反対に、飼い主とのお別れを体験させる可能性が高い。それも忍びないですね。
どんな形であれ、命である私たちは、いずれさようならをしなければならないのです。会うは別れの始め。もちろんペットに限ったことではありません。
それでも、動物との関係って、人間同士では築き得ないほど、とても親密で特別な関係になることが多いです。そんな関係を創ってきた家族の一員とのお別れは、予想以上にインパクトのあるものになることが多いです。その悲しみは、どれだけその子を愛していて、惜しみなく愛を注いだかの証でもあるのですが…
ペットさんと暮らす幸せには、いつの日にのお別れが、必ず付いてきています。出会った日には、あまりの可愛さに、そんなこと考えられないけれど、このオマケ、全然欲しくないんですけど、もれなく付いてきちゃうのです。
それでもやっぱり、ペットさんと暮らす毎日の喜びは、他の何物にも代えがたい、人間生活のひとつのハイライトともいえる体験です。
いつか来るかもしれないお別れがあるからこそ、今日、共に過ごすこの一瞬を存分に楽しく分かち合っていけると良いなと思います。
お金、時間、毛やニオイ、言葉が通じない、そして避けては通れないお別れ。
ペットと暮らすということは、こんなオマケが絶対に“毎日”セットになってくる。そのことをよくよく考えて、迎えるのか、それとも一時の気の迷いを冷静にやり過ごすのか、ぜひぜひ慎重になって欲しいなと思います。
ペットと呼ばれる動物たちは、あなたのもとで、その一生を終えることになるのです。
あなたがこの地上で唯一の、深く関わるニンゲンになるのです。
責任重大ですね!
アニマルコミュニケーションでの関りって、動物の身体的な一生の長さよりも、実はずっと長く、死をも超えてその動物に寄り添っていけるひとつの方法でもあるのです。
ぜひ生きている間にワンランクアップ!の関わり方をしていけると良いなと思います。
人と動物たちが今よりももっと幸せと喜びにあふれて共に生きていける。
そんなステキな未来を、アニマルコミュニケーションを通していっしょに創りましょう!