ペットのカメはなつく?カメはのろい?
2022/05/02
ペットと暮らす、というとワンちゃん、ネコちゃんを想像されることが多いと思いますが、以外と人気があるなと感じるのがカメさん。
人間との付き合いも実に古い生きものです。
古代中国から日本にも伝わった、亀の甲羅を焼いて入ったヒビで占う「亀卜(きぼく)」。昔の話と思いきや、現在も天皇の代替わりの際に皇室の宮中で行われている行事なんですよ。
べっこうという工芸品もカメから取ったものですし(今はワシントン条約によって国際取引が禁止されています)、浦島太郎、うさぎとかめ、といった昔話や寓話でもおなじみですね。ディズニーでも人気キャラクターがいるほどの大活躍を見せている亀さん。太古からの智慧の象徴として見られていることにも納得がいきますね。
どれだけ人間の生活に深く結びついていることか!ペットとして飼われているのも頷けます。
いっしょに暮す動物として、人間にとってありがたい点もたくさんあります。
鳴かなくて静か、普段の居場所としては水槽のスペースだけでもいい、毛が抜けることがない、甲羅のある独特の形で目を楽しませてくる。そして、平均して40年ほどと、長生きしてくれるので、長く一緒にいることができる(さすがに万年までは行きませんが!)
おとなしく愛らしい姿に魅了されて、実はこっそりYシャツの胸ポケットに入れていっしょに仕事に行っています、という方もいるほどです。犬や猫とはできないことですね!
名前を呼べば必ず首を出して自分の方を見てくれます、というカメさん。仕事から帰ってくると、囲いから出して~と猛アピールのカメさん。甲羅を円を描くようにくるくると洗ってあげると気持ちよさそうに目を閉じるんです、と教えてくれた飼い主さんもいましたし、好きな野菜を持ってくると一目散にやってくるんです、とパックンパックンと食べている姿は、見ているだけでホッコリしてしまいます。
ワンちゃんのように分かりやすくはないにしても、亀さんはカメさんなりに、表情豊かに、心を開いてくれているのです。カメさんがかけがえのない家族の一員になっているご家庭は、少なくないんだなと思います。
特徴的な大きな甲羅が重そうに見えるからなのか、亀と言えば動きが遅い印象がありますね。でも、コミュニケーションでお話しさせて頂くと… 遅いどころか!実にスピーディなことも多いのですよ。
ド昭和組ならおなじみ「私はドジでのろまなカメなので…」という有名なドラマのセリフがありましたが、亀に失礼(汗)。カメはのろい、遅い、というのは思い込ではないかな?
人と動物たちが今よりももっと幸せと喜びにあふれて共に生きていける。
そんなステキな未来を、アニマルコミュニケーションを通していっしょに創りましょう。