ペットを多頭飼いする時にはコレに気を付けて:時間の使い方
2022/05/24
動物さんって同じ種類であっても性格も個性も違います。愛らしい動物がたくさんいる暮らしは、発見の連続ですし、うれしさも倍増するもの。
そして一方、思いもかけない多頭飼いの「こんなはずじゃ…」も実際には起こるもの。せっかくの多頭飼いライフです。トラブルをできるだけ減らし、喜びを増やせるように、ぜひ知っておきたいこと、してもらいたいことのご紹介シリーズ、第3弾は「時間の使い方」です。
・動物ひとりひとりと1対1の時間を取りましょう
2匹でも3匹でも4匹でも、別に何も変わらない。確かにそんな声もあります。同種の動物の場合は特に、生活リズムなどが特に変わることも無いでしょう。
それでも、食事の準備や片づけ、トイレや部屋の掃除、体のお手入れなどなど、動物さんがいればいるだけ「×頭数分」気を配る方面が増え、手間が増え、それだけ時間もかかるものです。
反対に、動物さんの数が増えていくにしたがってマイナスになっていくものもある。それは、動物さんひとり当たりの、飼い主さんの注目度です。
性格の違いもありますから、もともと淡泊なコだったり、自立しているコ、ちょっと怖がりさん、静かめなコの場合、陽気でイケイケなコ、甘えん坊のかまってちゃん、さみしがり屋さんとの暮らしの中でつい存在感が控えめになってしまうことも多いのです。
まあケンカしてないから大丈夫だろう、お兄ちゃん/お姉ちゃんなんだから大丈夫だろう、後から来たからしっかり分をわきまえてくれているんだろう、別にモンダイも起こしていないから大丈夫だろう。上手に対処して受け入れてくれているんだな。ニンゲンとしてはそんな風に思ってしまうかもしれません。
動物同士が仲良くしてくれている場合は案外盲点だったりします。楽しそうにやっているから人間がかまってあげなくても大丈夫だろう、と。
でも。
問題を起こさずにいてくれている、仲良くやってくれている。こんな動物たちの努力や心の広さを決して当たり前に思わないでください。自分への注目度が「÷頭数分」で減っている中で、折り合いをつけてがんばってくれているのですから。
この地球では、時間は等しく24時間。動物に割ける手間や時間のリソースも決まっている。その中で、どう動物たちの気持ちを満たしていけるのか。不満やさみしさを解消していけるのか。
それが、「自分だけを見てもらう時間」「自分だけが飼い主さんを独り占めできる時間」。
それこそ、「×頭数分」でひつようになってくるのですが、ハッキリ言ってここで大切なのは時間の長さより密度です。(もちろん長くとってあげられたらすばらしいですが)ひとり1~2分でも充分と思います。
・1対1のふたりっきりタイムの密度を上げるコツ
*他のコの目がないで場所で(スペース的に難しい場合は、乱入してこない空間で)
*そのコが大好きなことをする(遊びでも、ナデナデでも、オヤツでも)
*そのコのことだけ見る
*そのコの名前をたくさん呼ぶ
*「あなたとの時間は本当に楽しいよ/嬉しいよ/大好きだよ」を伝える
いつもありがとうね、大切だよ、大好きだよ、ということもぜひ!
そして
【ケータイ・スマホは手の届かないところに置いておく】
これは絶対に守ってくださいね!
人と動物たちが今よりももっと幸せと喜びにあふれて共に生きていける。
そんなステキな未来を、アニマルコミュニケーションを通していっしょに創りましょう。
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